POP制作を効率化!タイムリーな販促を実現する内製術とは?

From: ダイレクトマーケティングラボ

2020年06月16日 00:00

この記事に書いてあること

販促・マーケティング担当者の仕事に求められるものは、市場の状況やトレンドによって変化。顧客ニーズが多様化する中、売上アップと仕事の効率化を実現する施策に悩んでいませんか?そんな方のために、販促・マーケのよくあるお悩みと解決策をお伝えします。

POP制作を効率化!タイムリーな販促を実現する内製術とは?

商品の魅力や季節性を伝えるPOPは、お店での販売促進に欠かせないツール。だからこそクオリティにこだわりたいけど、POP制作業務には悩みが多いのも現実です。外注印刷は時間もお金もかかるし、まとめて発注すると在庫のムダが発生。自分で作るにしても切ったり、貼ったり、組み立てたり…。生鮮食品売り場には、水気に強いPOPにするためラミネート加工も必要です。POP制作を効率化する良い方法はないでしょうか?

主要キャラクター紹介

西村さとし

27歳、独身。サンライズカンパニー営業企画部/販促グループ所属。学生時代は多くのアルバイトを経験し大学卒業後に入社。営業部に3年間所属した後、念願の営業企画部に異動。販促物の企画・制作・発注業務に追われ、残業が続いている。人から頼まれると嫌と言えない性格。

石田マネージャー

43歳。夫と2人の子供がいる。サンライズカンパニー営業企画部マネージャー。長らく大手広告代理店に勤め、担当した多くの企業で売上拡大に貢献し名を馳せる。サンライズカンパニーの社長に請われ1年前に転職。人情味に熱く、メンバーの残業問題を解決したいと思っている。

POPに求められる役割とは?

西村:

この間、店舗に販促担当新任の挨拶をしてきました!そこでさっそく店長に、POPのことで悩んでいるから今度相談したいって言われました……。POPの在庫が大量に余るし、商品や季節に合わせてPOPをもっと頻繁に変えたいらしいんです。まだわからないことだらけなのに、ちゃんと解決できるか不安です……。

マネージャー :

そんなに心配しなくて大丈夫!それに、頼りにされるって素敵なことよ。まずは一度、POPの役割について整理してみよう。POPについて知っていることを言ってみて!

西村:

え〜っと……。

POPは店舗の販売員の一人

POPは、商品の魅力や店舗からのメッセージを伝える大切なツール。わかりやすく商品の情報を紹介するPOPは、販売員としての役割も果たします。店舗からのおすすめや、利用シーンの提案などで感情を動かすこともできるPOPは、 顧客が店内で楽しい買い物の時間を過ごすためにも欠かせない販促物です。

最新情報をタイムリーに発信

POPに求められるのは、正確な情報だけでなく、新鮮な情報や季節に応じた楽しみ方を、タイムリーに発信すること。顧客の購買意欲を刺激するために、日々変わっていく顧客ニーズに応える、小回りのきいた販促活動を実現するのもPOPの役割です。

マネージャー:

よくわかってるじゃない!その通りよ。ちなみに、POPの役割のひとつである「タイムリーな情報提供」って、どこかで聞いたことないかしら?

西村:

う~ん……あ、そうか!前回教えてもらった販促物の内製化でも、大切なキーワードでしたね。POPの悩みは、内製化で解決ができそう……!自分たちでPOPを必要な数だけ制作すれば、廃棄ロスの心配もなくなるし、店舗からの細かい要望にも対応できますね。よし!POPの内製化を試してみよう!

切って貼っての手作業をなくすには?

〜数日後〜

マネージャー:

あれからPOPの内製化、やってみた?

西村:

やってみました……。印刷した用紙をパネルに貼って、切って、スタンドをつけて……という感じで作ってみたんですが、けっこう時間がかかるんです。不器用だから何回も失敗して、印刷からやり直していて……。実際には100個、200個という数が必要だから、もう恐ろしくて考えたくもないです!

マネージャー:

あら、それは大変だったわね。その面倒な手作業、全部なくすことができるかもしれないわよ!こんな便利な用紙があるって知ってる?

あらかじめミシン目が入っている型抜き用紙なら、内製のPOP制作の負担を軽減。

あらかじめミシン目が入っている型抜き用紙なら、内製のPOP制作の負担を軽減。印刷後に用紙のミシン目に沿って切り抜いて組み立てれば、テントタイプのPOPが完成。コシのある強い紙でそのまま使えるため、パネルに貼ったり、切ってスタンドを取り付けたりといった作業が必要ありません。

後の作業でミスをして、印刷からやり直すという事態も避けられます。また、組み立て前の状態で店舗に送付できるので、輸送中の破損でPOPの形が崩れるというトラブルも防げます。

現場からの要求は水にも耐える丈夫なPOP

西村:

面倒な手作業なしできれいなPOPが作れるのはすごいですね!でも、せっかくいいPOPを作れても、店舗には生鮮食品を扱う売り場もあるので、水気でヨレたり、印刷が滲んでしまったりしないか心配です。耐水性のあるPOPを作るためには、ラミネート加工はしないとダメですよね?

マネージャー:

ふふふ……心配ばかりしてるわね。その問題も、印刷するだけで解決できる用紙があるのよ。

特殊フィルムで紙を挟んだ耐水紙やフィルム系の用紙を使えば、印刷するだけで、水に強いPOPが作れます。ラミネート加工なしで、水気の多い生鮮食品売り場や、雨に濡れる可能性のある屋外でも使用可能。適度な厚みとコシもあるので傷や角の折れもつきにくく、POPを美しく保ちます。長期間使うPOPや、繰り返し使用するメニュー、屋外のポスターにも適しています。

PODの用紙対応力で広がるPOPの可能性

西村:

POPならではの使い道にぴったりな用紙がたくさんあるんですね!これなら僕の作業は印刷するだけだから楽です。でも、会社にある複合機で、そんな特殊な用紙にキレイに印刷ができるんですか?

マネージャー:

前回紹介したPOD(オンデマンド印刷機)があれば、いろいろなタイプの用紙を使って販促物が作れるわよ。お店によって悩みもさまざまだけど、PODを使うことで解決できるかもしれないわね。

販促用の印刷物を社内でプリントできるPOD。通常は複合機として活用しつつ、POPの制作に適したミシン目入りの型抜き紙やフィルム系の特殊紙も含めた、さまざまなタイプの用紙への印刷が可能です。
対応サイズも幅広く、最大1260mmの長尺POPやポスターも制作可能。また、最大360g/㎡の厚紙にも印刷できるので、丈夫な立体POPの制作にも適しています。
印刷のスピードも速く、急に多くのPOPが必要になったときの大量出力にも対応できます。

PODを使えば、コスト面でもメリットがあります。まとまった数のPOPを外注する必要もなくなるため、廃棄ロスも軽減。季節や店舗の希望に応じて小ロットでもスピーディにPOPを作れるため、販促活動の効率化にもつながります。

リコーのオンデマンドプリンティングに関する情報はこちらから

〜複合機+αで、販促用印刷物にも対応!〜
RICOH Pro C5310S/C5300Sの紹介動画を見る

まとめ

マネージャー:

PODでPOP制作を内製化すれば、商品の魅力をアピールしたいタイミングで、キレイなPOPを素早く作れるのよ。チャンスを逃さない販促活動ができれば売上アップにつながって、きっとお店も喜ぶはず。どう?これならもっとスマートに、効果の高いPOP作りができそうかしら?

西村:

はい!これなら、時間をかけずに大量のキレイなPOPが簡単に作れそうです!悩みがあると言っていた店長さんにも会いに行って、さっそく詳しく話を聞いてみますね。POPの切り貼りの作業にかかっていた時間も別の仕事にあてられるし、良いことづくしです!

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