クロス集計分析とは?

クロス集計分析とは?

ダイレクトマーケティング、デジタルマーケティングに関する用語やその他関連用語を集めました。
基礎から応用まで、多岐にわたる用語をご紹介いたします。ぜひご活用ください。

クロス集計の基礎知識

用語説明:【クロス集計(Cross Tabulation)】

市場調査や世論調査などのアンケートでは一般的な手法で、表やグラフで視覚的に表現でき、傾向と特徴が容易に掴みやすいことから多用されている分析方法。

解説

調査で集められたデータは、必ず集計を行い分析しなければなりません。集計には単純集計とクロス集計があります。

単純集計(GT、グランドトータル)では、アンケート回答の選択肢ごとの実数や比率が示されます。例えば選択肢に商品A、B、C、Dがある場合、総回答数1000(N:母集団数)、Aが600(n:小母集団数)で60%、Bが280(n)で28%、Cが200(n)で20%、Dが120(n)で12%、以上が単純集計の実数と比率になります。

しかし、これでは全体に占める割合は理解できても、商品ごとに選択をしている人の状況を把握することはできません。男女別、年齢別、収入別、職業別などの基本属性ごとの集計を知ることは重要です。こうした分析を行うための集計が、クロス集計と呼ばれるものです。

クロス集計は基本属性だけの集計だけに限らず、検索によるWEB閲覧数、商品ごとの閲覧数、決済手段、顧客満足度など、調査の種類・目的に応じて様々な項目の回答を活用します。クロス集計分析を行うことで、単純集計では見えてこない事実が浮かび上がってきます。

クロス集計の方法と分析

クロス集計には、おおまかに以下の3種類があります。

(1)カテゴリー 対 カテゴリー
(2)カテゴリー 対 数量
(3)数量 対 数量

業種や分析対象などで異なりますが、一般的には(1)が最も利用されます。設問の設計が最も重要で、調査前に担当者と十分検討することが求められます。

集計に最もよく使われるのがExcelです。行と列にそれぞれカテゴリーや数量を割り当て記入していきます。このケースでは、クロス集計の方法として一番便利なものがピボットテーブルで、分析したい行と列を選択するとクロス集計の表が簡単に出来上がります。

組合せを自在に選択することで、多種多様な分析が可能になります。視覚化するために棒グラフや円グラフも作れますし、必要とあれば性別・年齢別と数量といった三重クロス集計も可能で、3次元立体グラフさえも描画できます。

分析を行う上で大切な問題は、母集団数が一定数以上あることです。集計データを比較する際に、違いがあるかどうかの見極めは、厳密に言えば統計処理の有意差検定(少なくとも棄却率P<=5%)を行う必要があります。その場合、小母集団数があまりに少ない(nが30以下)と困難になります。ただし特徴と傾向を見るだけであれば、厳密な統計処理はなくても良いでしょう。

クロス集計の有効活用について

商品を表示しておくだけで売れた時代は終わりました。現在ではマーケティングにおける戦略を立てるための基礎資料が必要で、その一つがクロス集計分析になっています。商品やサービスを販売する際に、どの年齢層にどの商品の購入が多いのか、地域や季節によって売れ行きが異なるのかなどを分析することで、商品の仕入れや在庫数の確保、限定商品や特価セールなどにも活かせます。

また、複数商品の購入が多いケースでは、併買率を基にして顧客におすすめ商品を案内することもできます。クロス集計は一回だけではあまり効果が出ません。一定期間ごとに行って推移を観察することも必要になります。一時的に流行しても後には廃れるものもありますから、3重クロス集計+時間経過の4次元的なマーケティング戦略も求められます。

しかし、クロス集計のデメリットもあります。データが膨大になるとコストが掛かりすぎる傾向が見られます。何処かで妥協点を見いだしながら、最終的にマーケティングに必要なものに絞ることもビジネスの効率化に繋がります。目的意識を持って設問を工夫し、分析を簡素化することも大事でしょう。

まとめ

WEBマーケティングでクロス集計を分析して活用することは、ビジネス戦略の基礎となります。そのためにはデータをいかに効率よく収集できるかが重要になります。販売に必要なデータは何か、どの程度の数を集めれば良いかの事前検討が求められます。目的意識を持って調査項目を作成し、対象者となる人のデータを効率よくクロス集計分析することが、成功の糸口となります。



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