ダイレクトメールの開封・閲覧率は80%以上!?

From: ダイレクトマーケティングラボ

2017年09月19日 00:00

この記事に書いてあること

効果的なダイレクトメールってどんなものだろう。その課題にとことん取り組んできた中堅からベテランまでの個性的で経験豊かな5人のディレクター。5人それぞれが感じた「はてなへの答え」をそっとお伝えしていきます。お役立ち情報も展開していくのでお楽しみに!

今だから再認識したいダイレクトメールの魅力とは?

こんにちは、紙のダイレクトメールに強い思い入れのある女性クリエイティブディレクター『F』です。

さて連載1回目は、効果的なダイレクトメールを制作するにあたってまず再認識しておきたい、ダイレクトメールの魅力についてお話したいと思います。

唐突ですが私、残暑の厳しさから先日髪を切りました。イメージチェンジのため、いつもとは違うお店へ。短くなりさっぱり、髪型にも満足して気分よく帰宅しました。ところが、家に帰って卓上の郵便物を整理しているといつもの美容室からの暑中見舞いハガキが。ああ、届いていたっけ。とよくよく見てみると、最後の1行に「8月いっぱいまでハガキ持参の方は20%OFFいたします」との記載。

しまった!いつもの店にすればよかった・・・残念・・・。

私は「実に残念なダイレクトメールだ」と感じずにはいられませんでした。

なぜこのダイレクトメールは「残念」なのでしょう?

ダイレクトメールは使い方や作り方で大きく効果が変わる媒体です。事実、ダイレクトメールの開封・閲覧率は80%以上、目を通した4人に1人が、何かしらの行動を起こしている、というデータがあります。(出典: 一般社団法人日本ダイレクトメール協会 DMメディア実態調査2016 調査報告書)

言い方を変えれば、うまく使えば効果も絶大ということ・・・ではどのように使えばよかったのか? あらためてダイレクトメールの魅力について考えてみます。

送りたいタイミングにあわせられる。

皆さん髪ってどのくらいで切りますか?私はだいたい1か月に1度切ります。このハガキは前回髪を切ってから約3週間目に届いていました。そろそろ切りに行こうかなという絶妙のタイミングです。

個人宛に送るダイレクトメールだから、この絶妙なタイミングを狙えるのですね。レスポンスを十分に期待できる最高のタイミングです。

情報が手元に残る。

紙で届くことで自分の意思とは関係なく、何気ないタイミングで目に留まります。今回は見るタイミングがちょっとズレてしまいましたが、後からとはいえ届いていたことに気がつきました。

ここがeDM(電子メール)との違い、紙のダイレクトメールの魅力が際立つところですね。eDMは情報発信のスピードが魅力ですが、時間が経つと履歴の中に飲み込まれ目に留まらなくなってしまいます。

特典がレスポンスにつながりやすい。

皆さんも「次回使おう!」と思って財布の中に何かしらの割引券をしのばせたことはありませんか?実はここが前述の美容室の「残念」ポイントなのです。

せっかく特典を用意しても、気づかれなければ利用してもらえません。この場合、時候の挨拶よりも目に留まるような“お得感のある演出”が必要だったのです。そうすることで、もらった人は利用したい気分が高まり、本来の目的である「来店してもらう」というレスポンスにつながるのです。

まとめ

ダイレクトメールとして機能させるには3つの点、全てで工夫が必要ということ。1つでも欠けると、途端にダイレクトメールの効果は発揮されなくなります。

前述の美容室のようにわざわざハガキを送り、特典まで用意したのに演出を忘れただけで大切なお客様を1人逃してしまうこともあるのですから。

[は] 発送するタイミングを見極める。[て] 手と目を止めさせ記憶に残す。[な] 何より、魅力的に特典を演出する。

記事タイトルとURLをコピーしました!

https://www.ricoh.co.jp/magazines/direct-marketing/column/dm00001/

業種別で探す

テーマ別で探す

お問い合わせ

ダイレクトマーケティングラボに関連するご質問・お問い合わせは
こちらから受け付けています。お気軽にご相談ください。

お問い合わせ