ARサービスをマーケティングで実践活用する方法とは

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手持ちのスマートフォンに専用アプリを入れ、紙面にかざすことで立体コンテンツを表示できたり、動画が見られたりといった楽しみ方ができるARサービス。しかし、マーケティング的な効果が限定的であったり、費用対効果がよくなかったりと、実用面でのメリットが見えづらいのが現状です。
そんななか、「実用的なAR」として弊社リコーが提供しているのがClickable Paperというサービスです。スマートフォンアプリで紙面を撮影することで欲しいコンテンツにサッとつなぐことができます。今回はこのサービスを通じ、紙とデジタルを組み合わせることで、どのようにして顧客とつながることができるのかについて解説いたします。
講師のリコー デジタルビジネス事業本部 岸秀信
Clickable Paperの特徴とは
紙とデジタルの施策としてよく使われるのが、QRコードです。しかし、QRコードは紙面スペースの多くを占めてしまったり、間違えたらあとからの刷り直しが効かないなど編集工程にも負担がかかってしまいます。また、ARは紙面の特定の場所にかざすと動画などが立ち上がるものですが、Clickable Paperはそこにマーケティング的な意味合いや特徴を持たせた「実用的なAR」サービスとなっています。
抜群の認識力で様々な紙面にそのまま対応
他社の画像認識技術では対応できないような文字量の多い紙面であっても、まんべんなく認識し、WEBページや動画へのリンクなど複数の関連情報を表示することができます。
ユーザーに合わせた情報・コンテンツの提供
アプリを入れたユーザーのIDや位置情報・言語情報などを自動でURLに埋め込むことで、そのユーザーの位置、使用している言語などを把握することができます。それにより、個や状況に合わせた情報を提供していくことが可能です。
対象者を限定したコンテンツ表示
紙面を読み込むことで得られるコンテンツの外部ブラウザへのリンクの表示やURLの共有の可否といった設定をコントロールできます。紙面にアプリをかざす以外での閲覧方法を限定することで、実際に商品などを手元に持つユーザーに対し、お得感を与えたり、特典として演出することが簡単にできます。
様々なコンテンツに柔軟連携・組み合わせ展開OK
多くのARサービスでは、動画や立体コンテンツを、提供会社のサーバーへ保管する形が一般的です。しかし、Clickable Paperでは顧客がすでに保有する自社サーバーへ直接つないでコンテンツを表示させたり、様々なWEBサービスのコンテンツをそのまま表示したりすることができるため、使用できるコンテンツの自由度が高くなっています。
また、コンテンツを組み合わせて、特典動画の再生前にWEBアンケートを挟んで、それに答えたユーザーだけが動画を再生できる、といった仕組みも簡単に作ることができます。
Clickable Paperで表示可能なコンテンツや表現力について
Clickable Paperは簡単な表示の仕組みとコンテンツの表現力といった紙とデジタルのより発展した仕掛けによって、顧客とつながるマーケティングを行っていくことができます。ARというと「スマホをかざすとちょっとびっくりして、何かおもしろいことが起きる」ということで展開しているところが多いです。しかし、Clickable Paperはユーザー、クライアント両者にとってメリットのある、実用的な仕掛けを展開します。
ゲームなどのコンテンツも簡単に作成可能
Clickable Paperは紙面に表示されている画像にClickable Paperをかざすだけで、スロットゲームやスタンプラリーをスマートフォンで表示することができます。これらコンテンツはWEB設定ツールで管理されているため、スロットゲームの当たりの確率や回数制限なども簡単に設定することができます。
コンテンツの表現力
例えば、風景の写真にClickable Paperをかざすことで、その場所の360°マップを表示することも簡単にできます。あるいは、地図にアプリをかざすことでお店の情報や電話番号、クーポンなどその場所に応じたコンテンツを表示することも可能です。写真やマップ一枚からいろいろな表現が実現でき、ユーザーのアクセスを促すような仕掛けを提供できます。
顧客とつながることができる2つの仕組み
実用的ARでナーチャリングプロセス支援
顧客とのつながりを得るためにアプリを用意したとしても、実際にアプリをダウンロードしてもらう、という壁が存在します。そこの壁を越えるためには、アプリ上でクーポンが得られたり、360°映像で普段見られないコンテンツが見られたりといった具合に特典や魅力を演出することが効果的ですが、Clickable Paperでは、そういった特典や魅力を演出することが比較的簡単に、低コストな仕組みで展開でき、アプリのダウンロードを促すことができます。
そのようにして入り口でユーザーを取り込み、最新情報や気になる情報、ユーザーごとにカスタマイズした情報を提供し、これらを閲覧したユーザーが実際に問合せをしたり、ECサイトにアクセスしたりする、といった一連のプロセス支援をすることが可能です。
また、バックグラウンドでユーザーごとのログを取り、ダイレクトメールやチラシの裏で各ユーザーがどのようなタイミングでどう動いたのかというデータを得ることもできるので、「顧客を知る」ことにもつながります。
実用的AR付ポータルアプリによる顧客囲い込み
紙はダイレクトメールやイベント会場のポスターやパネルなど、様々なシーンで活用されるため、そこを媒介にARが使われるシーンは多くあります。しかし、そこでスマートフォンをかざして、特典を提供して終わりにしてはもったいなく、顧客の囲い込みやコミュニケーションにつなげていきます。
Clickable PaperはそのAR機能をまるごと既存のポータルアプリに組み込むことができます。その形で先ほどのようにゲームなどのコンテンツをきっかけにアプリをダウンロードをしてもらえれば、その後WEBで情報を提供したり、プッシュ情報を展開したり、ポイントを付けたりと、いろいろなことができるようになります。
ARだけでは集客や収入促進といったイベントやキャンペーン向けだけのものになってしまいますが、二次効果としてアプリのユーザー数が増え、ほかの機能にも触れてもらえるなど、ポータルアプリを通じた双方向コミュニケーションとして展開できます。
まとめ
Clickable Paperは実用的なARとして、様々なマーケティングプロセス強化を支援することができます。特にインセンティブや特典といったところをうまく組み合わせながら、最後のアクションに持っていくところまでいろいろなサポートができます。また、Clickable Paperを通じて顧客情報を知ることができ、ポータルアプリとして囲い込みを行っていくことでARサービスをマーケティングにつなげていくことができます。
Clickable Paperの簡単なトライアルの申込みも承っておりますので、ご興味のある方はこちらからお問い合わせください。
(※お問合せ内容欄に、Clickable Paperトライアル希望の旨記載ください)
講演日:2018年6月22日
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